基板設計に必用な資料についてのシリーズです
最初に基板設計依頼時の資料にはどんなものがあったか一覧してみましょう。
基板設計に必要な資料
1 回路図
2 ネットリスト
3 部品リスト
4 基板外形図
5 部品レイアウト図
6 部品カタログ
7 配置・配線の注意事項
8 配線仕様等、基板に制約があるデバイスはその仕様書
9 規格に則った設計をしなければいけない場合はその仕様書
支給ファイルの形式
皆さん一般的に部品リストはExcelで作成される事が多いと思いますがそれをそのまま基板設計メーカーに支給すれば大丈夫です。
CSV形式・PDF・テキストファイルなどの形式で支給の場合もありますが、基板設計メーカーで加工可能なExcelでの支給が良いか思います。
部品リストの2つの形式
次は部品リストの中身(形式)についてです。
部品リストの形式には、大きく分けて以下の2つの形式があります。
1、1行に回路番号と部品の定数または名称が1個づつ
(=1対1対応で)書かれているもの。
C001 0.1
C002 0.01
U1 K4H511638C-ZC/LB3
2、1つの定数または品名に対して、それに該当する全ての回路番号が列記されているもの。
0.1 C001,C003,C005,C007
0.01 C002,C004
K4H511638C-ZC/LB3 U1,U2,U3,U4
基板設計メーカでは上記1または2のどちらでも、皆様の御都合に合わせて作成されたものを支給して大丈夫です。
実装メーカーではリストの形式の指定がある御会社もありますが、基板設計メーカーでは、通常はありません。