基板設計に必用な資料についてのシリーズです
最初に基板設計依頼時の資料にはどんなものがあったか一覧してみましょう。
基板設計に必要な資料
1 回路図
2 ネットリスト
3 部品リスト
4 基板外形図
5 部品レイアウト図
6 部品カタログ
7 配置・配線の注意事項
8 配線仕様等、基板に制約があるデバイスはその仕様書
9 規格に則った設計をしなければいけない場合はその仕様書
出したらチェックしましょう
ネットリストを出力したら(する前に)以の項目はチェックしましょう。
以下はネットリスト関連の不具合で多いものです。
尚、回路図CADによっては以下の項目を出力時にチェックしてくれるものもあります。
(項番2のシート間とび先チェックを除く)
1)ネット名に対して、1端子しかないものが無いか
(例) N00001; IC5.19
2)複数ページに渡る回路図を作成している場合、ページ間での信号の受け渡しがちゃんとされているか。
これは回路図上でクロスリファレンス(飛び先のページをシートコネクタなどの横に自動で記載する機能です)を行ってみればわかります。
3)電源やGNDも種類が多い時は、対応するものがあるか。
2)も3)も電源・GND・信号名・シートコネクタの名称がバラバラの為起こります。名称は確認しましょう。
3)回路図の絵柄通りにネットリストがなっているか
この項目は、フリーの回路図CADを使用している方は注意してください。
様々の原因で、ネットリストが回路図の絵柄通りになっていない事があります。
なので、時間はかかりますが2人で読み合わせチェックをした方がよいです。
但し、初回にしっかりチェックしてあれば、その後変更があった時は最初のネットリストと変更後のネットリストと比較して、変更部分が正しく適用されているか確認する方法もあります。
2つのテキストファイルの内容を比較し違う部分を抽出するフリーソフトを使って、ネットリストを比較する方法もあります