5月27日・28日に日本プロセスワークセンターで行われたコーマワークのセミナーに参加しました。
コーマワークというのは聞き慣れない言葉だと思いますが、昏睡状態の人とコミュニケーションを行うためのメソッドです。
コーマワークに関しては、こちらのページを参照ください
セミナーは、講義と受講生同士の実習が交互に行われ、単に知識として学ぶだけでなけでなく、自分でカウンセラーとクライアントを体験してみることにより、コーマワークがどの様なものであるかを深く知ることができました。
人は人と繋がりたい
昏睡状態の人は言葉を発することはできず、自力で身体を動かすことはできません。
ただ眠っているだけのように見えます。
でも、感情や感覚はちゃんと動いています。感情や感覚は眠ってはいません。
それは私の父・母の介護をした時の体験でわかりました。
昏睡状態の人でも、いや、昏睡状態のひとだからこそ、人と繋がりたいんという根源的な欲求があります。
今回の講座の中でも講師の方のお話を聞き、動画を見て、それを確信することができました。
人は、いきている限り人と繋がりたいと思っています。
ただし、それがいろいろな状況下で出来ない場合もあります。
そのできない状況下の一つが昏睡状態です
この様なできない状況でも、
・繋がれる人になって昏睡状態の人のプロセスに寄り添いまっとうすることをサポートすること
・そして、昏睡状態の人と、その家族など周囲にいる人との架け橋になれること
はとれも意義のあることと思います。
そして、それができることをもっと世の中に認知してもらうことも重要だとおもいます
初歩的なスキルの習得もできて、とても有意義な2日間の学びでした。