終末に向かう認知症の母とのコミュニケーションにコーマワークを応用してみる

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母は長期入院の療養型病院に入院して、時間の流れがゆっくりに感じる静かな病室で緩やかに終末がやってくるまでの時をすごしています。

入院して約半年寝たきりで、軽度だった認知症がずいぶん進んでしまいました。
私が来たことはわかりますが、話しかけても反応はとても少ないです。
目は開いていますが、焦点が定まりません。
話しかけても、口元/目元を時々動かす、私が握った手を弱く握り返す、その程度の反応です。
声はだしません。反応がなく、目が宙を泳いでいる時もあります

この様な状況の母に最初はどの様に接したら良いか戸惑いました。
そこで、2015年年末に受講したコーマワークの講座での内容を思い出してその一部を応用してみたところ、手応えが感じられましたのでブログでシェアしたいと思います。
尚、今でも自分でも手探りでやっているので、完璧でない部分間違っている部分もあるかと思います。
その辺を考慮の上でお読みください。

2016-03-16 08.10.26

コーマワークとは

コーマワークはユング派心理学者のアーノルド・ミンデルとその妻エイミー・ミンデルが中心となって創始、発展させたプロセス指向心理学の一分野で、昏睡状態の人の支援技術です。

詳しくは、以下を参照ください

wikipediaプロセス指向心理学

参考図書:

 

反応の少ない認知症の人へのコーマワークの応用

基本は、時間は短くても、できるだけ毎日いくことだと思っています。
なので私は、病院の面会時間が朝7時からの可能なので、朝の通勤前にできるだけ毎日寄る様にしています。

また、コミュニケーションを取るという目的の他に、もう一つ目的があると思っています。
寝たきりの認知症の人でも、生きているし、もちろん感情はあります。
ただし、感情の起伏や移り変わりは普通の人と比較して小さなものです。
その感情の起伏、移り変わりに寄り添いサポートして、単調になりがちなプロセスに起伏をつけるという目的です。
そうやって感情に起伏をつけることにより、今ここの瞬間を意識して、終末へ向かう時間をゆっくり、ゆるやかになればいいなと思っています。

2016-04-21 08.14.28

感性と注意力の感度をMAXにしてコミュニケーションしているととても疲れます。
なので自分の場合は15分〜20分で終了にします。
具体的にどのようにしているかは、別のエントリで書いています。

母にこれをしたから、母の寿命が延びたとは決して言えません。その辺は誤解なき様にお願いします。
ただし、自分の中ではちゃんと寄り添って、生きるプロセスを促進しているという実感はあります。

このエントリが誰かの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

菊地 健介

菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。

このブログの著者 菊地健介

心プランナー 菊地健介
岡部明美LPL養成講座認定セラピスト/一般社団法人ビリーフリセット協会認定カウンセラー/日本メンター協会オフィシャル・パートナー/プリント基板設計エンジニア(約30年)/経営者(19年)
菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
そして、理性と理論と思考で人生回って行くと思っていた、「無理して一人で背負い込んじゃう思考優位系の人」でした。
でも、人間関係や仕事は全くうまくいかず、職場や家庭はストレスだらけでした。
こんな自分と自分の周囲に起こってきたつらくて・悲しい出来事を脱して、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がついて、心について学んできました。
そして、設計の分野、心の分野両方で、自分の体験と学びを他の人にも伝えています。
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