新しい自分に目覚める4つの質問 バイロン・ケイティ著〜シンプルだけどパワフルな言葉が響く本

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新しい自分に目覚める4つの質問 バイロン・ケイティ著を読みました。
ケイティさんのシンプルだけどパワフルな言葉が響く本です。
カウンセラーとして、セッションや考え方にとり入れられる点も含めて紹介したいとおもいます。

この本の概要

この本はケイティさんが行ったワークの各テーマごとのセッション事例と、各テーマごとにケイティさんが語ったことがまとめられた内容です。
セッションは4本紹介されていて、そのうちいくつかはYouTubeにもあります
1 人間関係 事例「彼女は僕を幸せにするべきだ」
2 親子関係 事例「お母さんは支配的だ」
3 仕事とお金にまつわるストレスを減らす セッション事例はなし
4 生老病死 事例「僕は死を受け入れることができない」
5 気づきを生きる 事例「企業は思いやりがない」

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ケイティさんのクライアントへの寄り添いがとても感じられる

あなたはなんて思いやりがあるんでしょう。自分の考えを信じてしまい、自分が家に残って手伝いたいと思った部分を認めないと、自分がどれだけ思いやりがあるか、気づきません。

ケイティさんのワークは、やり方やカウンセラーのあり方によっては機械的で尋問の様になってしまいがちです。
ケイティさんはワークを行いながら、クライアントさん本人も気づかなかった「気持ち」や「過去の出来事の違った見方」をクライアントさんに提示して、共感し、クライアントさんを承認してます。
プロセスワークで言うところの、一次プロセスを最大限に支えることは重要で、とても参考になります。

答えはあなたの中に

あなたの外にあるいかなるものも、あなたが求めているものを与えてくれることはない

これは、自分や他のカンセラーさんが行うセッションでも、まさしくそう思える事例がたびたびあります。
大人になった一人の人が、誰かに答えを要求する、誰かのせいにしている、そうしているうちは答えは見つかりません。
自分の中に答えがあると信じて、泣きながらでも自分と向き合った時に、答えが見つかります。

現実は常にやさしい

現実は常に優しいのです。私たちの視野を曇らせて、現実を曖昧にし、世界には不公平なことがあると思わせているのは。現実についての私たちのストーリーです。

一度聞いただけではピンと来ない言葉ですが、その通りだと思います。
私たちは、ひどい時には何十年も、その現実を受け入れることができずに、過去に起こった出来事から自分で勝手にストーリーを作り、そのストーリーから生まれる感情によって、泣いたり、怒ったり、苦しいと感じたりしています。
しかしそれは勝手に作ったストーリーから発生した感情であって、「ただの現実」はそれよりはるかにやさしいのです。
これをクライアントさんに気付いてもらう手助けをするのが、カンセラーの役目と思います。

世界はあなたの思考の鏡像

世界はあなたの認識通りです。内側の世界と外側の世界は常に一致します。お互いの鏡なのです。

人は、「自分が自分にしていること」は「自分が他人にしていること」であり、「他人に自分がしていること」でもあります。
まさしく鏡です。
この事についても、クライアントさんに気付いてもらう手助けをするのが、カンセラーの役目と思います。

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まとめ

この本は、セッションの事例が参考になるだけでなく、カンセラーとしてのあり方・基本的な考え方も示されているとても良い本だと思います。

仕事や人間関係で感じる苦しさや心の重荷を下ろし、「人生を生き直したい」「今までとは違う人生を生きること」にシフトしたい方のために。

自分が、人間関係や仕事についてどうしていいかわからなくなって、毎晩寝る前に明日が来なければいいと思っていた時に心理学の学びと出会い、それを学び実践することにより「人生を生き直し」できて充実した毎日を送れています。

そんな自分の体験から、
『癒し + そうなった理由の理解 + 体験と学びを今後に生かす方法を一緒に考える』
サービスを提供しています。

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この記事を書いた人

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菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。