感情や思考のパターンは両親からの影響が大きい〜「はいはい」という返事の考察

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昨日の投稿で少し書きましたが、過去自分には、父から無意識に受けついでしまった、思考のパターンがありました。
稼げない男に価値はないという思い込み(ビリーフ)です
感情にも、このような受けつがれたパターンがあります。
例えば、ある特定の出来事や人に対して、周囲の人はなんでもにのに、自分だけ恐れや怒りや不安等いつも同じ感情をを抱く場合です。

このように、自分の思考や感情には決まったパターンがある場合、それは両親からの影響が大きいです。
その思考や感情でも自分が良しとしていればいいのですが、苦しい・生きづらい、そして先に進もうと思っても進めない場合はその感情や思考について探求して手放すことが必要になります。

自分の例を挙げてみましょう
セッションを録音して良い点、悪い点を分析する「逐語記録」というのをカウンセラーはやる時があります。
その録音を聞いていると、自分の場合相手の言ったことに対して、「はいはい」とハイを2回言っている場合がすごく多いことに気づきました。
また最近自分のセッションをスーパーバイーザーに見てもらった際にも、その「はいはい」は探求した方が良いといわれました。

photo by Takashi Q. Hanamura  Takashi Q. Hanamura Photography 

そこで改めて見てみたところ、思い当たることがありました。
「はいはい」は母が父に対してしている返事でした。
母は昭和ヒト桁の地方生まれの人でしたので保守的な面もあって、昭和ヒト桁の女性の価値観から外れるヒト=ダメなヒト・価値のないヒト という観念がありました
ダメじゃないヒトになるための必死の生き残り策をしていました
それに対して、昨日の投稿にも書いた父は、大正生まれで男の方が偉いと言う時代のひとですので、母がちゃんと話を聞いていない様に見えると怒って、ひどい時には母に向かってモノを投げたりする人でした
なので母は、「ちゃんと聞いているよ」と父に認識してもらうために、「はい」ではなく「はいはい」と重ねて言っていたんだとおもいます。
私が話しかける時も、たしか「はいはい」が多かったと思うので、母にとって「ちゃんと聞いているよ」=はいはい と言う返事になってしまったんだと思います
その、「ちゃんと聞いているよ」=はいはい は無意識のうちに自分も受け継いでいました。

傾聴の時は伝え返しやうなづきなども入れて話を聞きますので、話している相手には「はいはい」でなくても聞いていることはつたわります。
自分の場合気は気がついたから、このくせは直していきます。

photo by Takashi Q. Hanamura  Takashi Q. Hanamura Photography 

この様に、いまの自分には必要のない、親から無意識に受け取ってしまった思い込みや感情が先に進むことを妨げたり、苦しくさせたりすることがあります。

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この記事を書いた人

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菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。