相手の話しを頭で聞いているか、ハートで聴いているか〜「はいはい」という返事の考察2

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感情や思考のパターンは両親からの影響が大きい〜「はいはい」という返事の考察
の続きです。

自分が「はいはい」という返事が多いことに気がつくと、やっぱりそのことを普段の会話でも意識します。
また逐語記録を見ながら、どんな時に「はいはい」を言っているか調べてみると、いう時と言わない時があることに気がつきました。

「はいはい」と返事を
する時=話し相手が事柄の説明をしている時
しない時=話し相手が気持ちを言っている時
です。

これは結局
話し相手が事柄の説明をしている時=頭で聞いている
話し相手が気持ちを言っている時=ハートで聴いている
ということになります。

ちなみに自分の場合、相手が自分の気持ちを言った時の私の返す言葉で多いのは
「うーん そっかー XXなんだ」
例「うーん そっかー 孤独な感じがするんだ」
「うーん XXですよね」
例「うーん 悲しいですよね」
でした。
正直、頭で聞いている時と、ハートで聴いている時で使う言葉がこんなにも違うとは思っていませんでした。

以前の投稿

「怒り」自分にめざめるレッスン 手塚郁恵・福田京子・川口恵美子著〜怒りを禁止している人に読んでほしい本
にも書きましたが、話し手/聞き手の状態とコミュニケーションの結果は、以下の様になります。

出来事を説明する・理由等を納得して欲しい時、何か頼む時
話し手=頭の理解   聞き手=頭の理解

用件が伝わる

気持ちを話したい時、わかってほしい時
話し手=身体で感じる、心が共感する  聞き手=身体で感じる、心が共感する

心のコミュニケーションができる

話し手=頭の理解  聞き手=身体で感じる、心が共感する
または
話し手=身体で感じる、心が共感する  聞き手=頭の理解
ではコミュニケーションできない

上記を見ると、「はいはい」と「うーん XXX」の違いで、自分が相手の話をどう捉えて、どう聞こうとしているかがわかります。
でも、一般的に「はいはい」という返事を聞き手がすると良い印象ではありませんので直します。

皆さんが人の話を聞く時、どこで聞こうとしているか注意を傾けて見てください。
そうすれば、コミュニケーションのミスマッチが減かもしれません。

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この記事を書いた人

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菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。