本当の自分がわからない/自分探しがやめられないのは、同性の親は好きではないけど無意識に背中を追っているからかも(その2)

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本当の自分がわからない/自分探しがやめられないのは、同性の親は好きではないけど無意識に背中を追っているからかも(その1)
の続きです。

では、どうしたら良いかということについて書いて行きます。

やることは2つです
1)ないことにしてきた自分を良しとする
=本当は同性の親に認めてほしいという気持ちを持った自分を良しとする
それと同時に、親の価値観や生き方には違和感を感じている自分も良しとする

2)自分が良しとしてきたことを見直ししてつながり直す
=同性の親の価値観・生き方は、いままで自分が生きてくる上で役に立っている、同意できることはあるはずです。
なので同性の親の価値観・生き方を全否定するのではなく、再度どういうものであるかを見直ししてみます。
その過程で、同性の親の価値観・生き方を使ってきたメリット・恩恵が出てくると思いますので、恩恵を与えてくれたその価値観・生き方にありがとうを言いましょう。
これは、その価値観・生き方に同意して従えと言っているのではありません。
ただ、感謝するだけです。

そして、1)と2)を自分の本来の価値観や生き方に統合していきます。
1)と2)が核(芯)になって、本来の自分がそれを包み込んで行くイメージです。
つまりは、2つの自分(気持ち)の折り合いをつけるということです。

photo by Takashi Q. Hanamura  Takashi Q. Hanamura Photography 

具体的には、まずは
同性の親に承認してほしいと思って、親のやっていることをやり、親の価値観を持ち、親と同じような人生の選択してきた昔の自分、特に子供の頃の自分に対して、
今の大人の自分が「よくやってね えらいね」
って承認してあげましょう
目を閉じて子供の自分を思い浮かべて、その子に対して言っても良いし、クッションを子供に見立てて、それに対して言ってもいいです。
これは一人でやらずに、客観的に見てくれる第三者にサポートしてもらえると良いかと思います。

次に
自分本来の行動・価値観か親の行動・価値観かを分けるのですが、この場合は親の価値観・生き方が、ほぼ自分の価値観・生き方の様になってしまっているので、自分では親の価値観・生き方かどうかの区別がつきにくい状況です。
やはり、客観的に見てくれる第三者と一緒に検討するのがいいと思います。

ヒントは、その行動・価値観をするときに、誰かにほめられたい・承認されたいと思ってやっているかどうか?です。
誰かにほめられたい・承認されたいという考えや感情があったら、それは、誰か=親になりますので、親の価値観・生き方です。
そうして、親の価値観・生き方等が出てきたら、その一つづつに対して
「そうすることで享受できるメリット、そうすることで失う、またはあきらめるデメリット」を考えられるだけ紙に書き出してみましょう

そして、そのメリットとデメリットを1つづつ声に出して読んで見ます。
読んだ後で、【いま】大人になったあなたは、
・このデメリットは自分の肚に聞いてよしと言うか?
を静かに考えてみましょう
どうでしょう?
手放しても/持っていても、デメリットを受け入れても/受け入れなくても、それはどちらでもかまいません。
ただ、無意識に選択していたアクションが選択できる様になればいいんです。

ここまでが一連の流れです。

自分が父親との関係性を見ることを始めたのは、2014年9月の草津で行われた岡部明美さんのワークショップでした。
その時は、「怒り」という感情について探求しましたが、それは父の怒りの感情と、それを暴力として出してしまうことに対しての反発でした。
そして、それから2年いろいろなセッションを受けて、2016年の春にファミリーコンステレーションをやった時に父に対する色々な気づきがありました。
その時は母とについてでしたが、家族の座なので父も当然出てきました
そこで、
父は田舎の家の三男だったし、尋常小学校を出たら都会で給仕として会社で働いていたので、親から承認されていないし十分な愛情を受ける時間もなかった
更に、太平洋戦争中に徴兵されて中国大陸で人の生死を見てきて、自分も人の死に加担し、自分の存在ってなんだろうって思って
だから、資格取得に一所懸命で、退職して再就職してからも資格を取っていたのは、承認してほしい欲求から
その孤独や不安の感情を、残念だけど母は理解しなくなって行った
たぶん、兄が亡くなったことが原因で
等々がわかったからです。
父はいろいろな事があった中で、懸命に生きてきました。
これ以上は望んでもしょうがないんです。

自分は、この様にカウンセリングの場を使って観てきました。
一連のことを自分ではできそうもなかったら、カウンセラーにお願いしましょう。
尚、これは一つの切り口です。全員に当てはまるものではありません。
当然当てはまらない方もいらっしゃいます。

自分の気持ちがわからない、
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この記事を書いた人

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菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。