基板設計に必用な資料についてのシリーズです
最初に基板設計依頼時の資料にはどんなものがあったか一覧してみましょう。
基板設計に必要な資料
1 回路図
2 ネットリスト
3 部品リスト
4 基板外形図
5 部品レイアウト図
6 部品カタログ
7 配置・配線の注意事項
8 配線仕様等、基板に制約があるデバイスはその仕様書
9 規格に則った設計をしなければいけない場合はその仕様書
ここで「基板に制約があるデバイスはその仕様書」と呼んでいるものは、その部品を使う時の約束事が書かれたものを指します。
例えば、
・DDRメモリー
・DCDCコンバータ
の様に配置や配線の約束事がある場合、その仕様書かれたものです。
多くの場合は部品カタログの中に含まれていますが、中にはべつの冊子になっているものもあります。
この仕様を守らないとデバイスの性能がでなかったり、最悪の場合にはデバイスが壊れてしまったりするので、遵守すべき重要な項目です。
これについては、回路設計者の方も、基板設計者にまかせきりにせずに、確認しましょう。
基板ができてから、仕様通りになっていないことがわかっても、もう遅いですから。
photo by Takashi Q. Hanamura Takashi Q. Hanamura Photography