基板設計を社内では行わずに外注さんに依頼してる会社も多いと思います。
そういう会社にいるみなさんは外注設計に出した後、設計完了するまで不安にあったことありませんか?
配線の仕様、費用、日程等々、心配する材料は尽きないと思いますが、それで細かい指示が必要だったり、頻繁に問い合わせしていたのでは自分のやるべきことができなくなってしまいます。それでは外注で設計する意味はないですよね?
私の場合は前の会社と現在の会社で設計を出す側を20年くらい 独立してからは出される側を13年経験していますので、どちらの立場もよくわかります。
なので、日々の設計の中で依頼者が不安にならないように気を付けている2つのポイントがあります。
基板について理解する
そんなの当たり前のことだよ!って思いますよね。でも以外にそうではない場合があります。
設計を出す側だった時のことですが、依頼した会社から更に外注に出したらしく、中間に入る担当者が資料丸投げで配線させたので使い物にならずにやり直ししてもらったことがあります。
これは仲介する人がいる例ですが、直接やりとりしていても、基板について理解していないと、こう言う事って起こりますよね。
また、設計の途中でやり取りをする際にトンチンカンなことを聞いてくると、「この人ちゃんとやってくれるかな?」って不安になりますよね。
私的には出す側の時に心配になったことが多々ありますので、出される側になったら依頼者を不安にさせないで、仕様と日程を順守するように努めています。
そのためには、どんな基板かを理解することは最初の1歩だと思います
なので資料は紙に印刷して、何度も読みます。
また、紙の仕様書を読むだけではわからない部分の補足のために、できるだけ最初に打ち合わせをするようにしています。
(もうお付き合いの長い回路担当者の場合はしないこともありますが)
メール等の連絡には必ず返信する
設計の途中で追加の資料を送ったり追加の指示をする時があると思います。
その時に見ているのか・見ていないのかわからないと不安になりますよね。特に重要な指示や資料の場合、更に心配になります。
これは担当者にもよると思いますが、でも普通のビジネスの常識であれば「受け取りました」という連絡はあって良いハズです。
どうしても心配な場合は電話して確認するしか方法はありません。
でも、メールで送ったのに電話で再度確認するのは「なんだかなー」って感じですよね。
なんで「資料送ります」の一文しかないメールにも、受け取ったらなるべくすぐに「受けった」っていう返信をするようにしています。
また、調べるのに時間のかかることは「○日○時まで待って」というメールを返します。
上記のことって、基本的なビジネススキルですよね。別に特別な才能や技術のいることではありません。
でも前の会社でも今の会社でも外注さんにお願いするときにそれができていない人がやっぱりいて、そういう場合心配でした。
自分がやられていやなことは、人にはしないようしたいと思ってます。