チェック〜基板設計の工程(10)

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今回は、チェックについて解説します。

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photo by はなむら たかし 信州 Snap::Life

基板設計の工程(全体の流れ)

まずは新規に基板設計する時の順番と全体の流を示します。
(お客様)と記載がある工程はお客様実施項目です。

(1) 設計資料・仕様書・部品図面確認

(2) 部品登録・チェック

(3) 回路情報定義

(4) 基板外形・禁止領域・高さ制限領域等入力

(5) 位置指定部品配置

(6) その他部品配置

(7) 配置検図(お客様)

(8) 修正

(9) 配線

(10)配線整形化・GNDベタ入力

(11)チェック

(12)シルク入力・チェック

(13)検図(お客様)

(14)修正

(15)設計承認(お客様)

(16)ガーバーデータ・基板製作用図面作成

(17)組立図・搭載機用データ作成

チェック

この工程は前の工程で設計した基板に対してチェックを行います。
チェックを行う際大切なのは以下の事です。
・お客様の「こんな基板にしたい!」という要望通りになっているかどうか考える。
・何をチェックして、何はチェックしないか、それはなぜか、考えて決めてからチェックする。
・「チェックして違っているから直す」のではなく、ここでは「正しくそうなっている事を確認する」という姿勢で、予め間違えないようなしかけ・しくみを作り込んで置くことが大切。

チェックする時に見る所は、大まかに以下の3点です。

1)ちゃんと基板になるか。
CAD設計は言ってみれば、2次元の空想のお絵描きに過ぎません。それが実際の物(基板)になって初めて意味を成します。
逆に言うと、基板にできない様な設計は論外です。

2)部品組立中、組立後、筐体に入れて支障がないかちゃんと基板になってもそれだけではダメです。
基板は電子部品を乗せて動作してそれで初めて使い物になります。
(一部、基板で電気的接続を中継するだけの物もありますが。)
その為、部品が支障なく搭載できるか、部品が乗った後部品同士がぶつかりあったり、コネクタがさせなかったりしないか等確認します。
3)お客様からの要望事項(仕様書等に記載の指示)は守られているか
更にもう一つ大切なのは、お客様の要望事項が、お客様の意図通りに全て盛り込まれているかと言うことです。

チェックの方法としては
1)図面を人の目で確認する=俯瞰して全体を見渡す
2)CADのチェック機能を使用しチェックをかけた後、画面(図面に書ける場合は図面で)確認する。=細かい部分を確認する。もれなく判定する。
という2通りあります。
上記1),2)それぞれに利点・欠点ありますので、2つの方法を適宜使い分けています。
また、近年のCADのチェック機能は非常に進歩しています。
10年前はデザインルールとネット比較に使うだけでしたが、最新の、特に専用ツールのEMCアドバイザーなど使用すると、かなり色々なことが、細かい部分までチェックできます。
回路の高速化や高密度化が進むにつれ、人手のチェックは難しくなってくるばかりなので、これらのCADのチェック機能を上手に利用してチェックすることが必要になってきます。

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この記事を書いた人

菊地 健介

菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。

このブログの著者 菊地健介

心プランナー 菊地健介
岡部明美LPL養成講座認定セラピスト/一般社団法人ビリーフリセット協会認定カウンセラー/日本メンター協会オフィシャル・パートナー/プリント基板設計エンジニア(約30年)/経営者(19年)
菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
そして、理性と理論と思考で人生回って行くと思っていた、「無理して一人で背負い込んじゃう思考優位系の人」でした。
でも、人間関係や仕事は全くうまくいかず、職場や家庭はストレスだらけでした。
こんな自分と自分の周囲に起こってきたつらくて・悲しい出来事を脱して、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がついて、心について学んできました。
そして、設計の分野、心の分野両方で、自分の体験と学びを他の人にも伝えています。
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