一つ前の投稿で、
生きづらさを感じるのは、背負っている役割のせいかもしれない
というエントリを書きました。
これはその続きです。
このエントリでは、手放すことについて具体的に書いてみたいと思います。
1)役割の賞味期限を考える
役割は期限があるものとないものがあります。
期限がないもの
父とか長男(子供)とか、家族関係などの役割は期限はありませんよね。
子供に対しては、大きくなって父の背を超えても、離れて暮らしても、父は父です。
(離婚して法的に云々〜、諸所の場合はありますが、あくまでも一般的に、です)
期限があるもの
〇〇株式会社XX課 課長 とか 飲み会の幹事 とかは期限がありますよね。
または、明確な期限は決まっていないものの、その役割を手放そうと思えば手放せる役割もこちらに含めます.
役割をやっていると、ずっと永遠に続くかのような錯覚に陥ることがありますが、上記のように
・期限がないもの=役割を手放せないもの
・期限があるもの=役割を手放せるもの
があります。
手放せる役割を手放せないと思っているのは、「思い込み」かもしれません。
photo by 花村貴史 信州 Snap::Life
2)誰かをその役割の手本にするあまり、自分ではないものになろうとしていませんか?
役割を遂行する時、どうやったら良いかわからない時はお手本になる人を探して、その人がやっている通りにやろうとします。
それ自体は問題ないです。
でも最初だけではなく、ずっとお手本の通りに「やるべき/やらねばならない」というべきねばになっていたら要注意です。
更に、それをずっと続けていくうちに、苦しくなってくる/生きづらくなってくるということが起こっていきたら、それはその手本の通りにやらなければいけないという思い込みがあなたを苦しくしています。
特に期限がない役割の場合はとくに、
自分の両親がやっていたから
または
自分の両親を反面教師として
という強い強い動機付けがあって、自分ではない何者かになろうとしている場合があります。
「その役割は、そうしなければいけない」それは、本当でしょうか?
絶対に本当だと言い切れるでしょうか?
その人の様にできないのは、間違いではないです。それは違いです。
あなたのやり方があるはずです
photo by 花村貴史 信州 Snap::Life
3)その役割をしていることで、本来自分のやりたいことができないのであればその役割は手放すことを考えてみては?
例えば、飲み会の幹事はその飲み会が終わったら役目は終わりです。
例なので極端な話をすると、2次会は他の人に勝手に行ってもらって自分は帰宅しても良いははずです。
でも、お会計済ませて出ると、「次はどこに行くの?」とか聞かれてついつい店を探してしまう事ってあると思います。
例えば上記の様な例の時,
他人の期待に応えるために役割をしているか、本来の自分としての役割をしているかを考えてみましょう。その役割をやっていることで、自分のやりたい事ができない/時間がなくなることが苦しい場合、その役割を手放すことも考えてみましょう。
「手放すことなんてできない」とすぐに思考で思ったあなたは,
他人の期待に応えるためにやっている時
・その役割をやらなかったら、どんなことが起こりますか?
・それが起こった時に、あなたはどんな気持ちになりますか?
を考えてみましょう。
そこには、あなたの行動を制限しているビリーフ(思い込み)がありませんか?
その感情が思い込みであると腑に落ちた時に、その役割を手放せます。
生きづらさを感じるとき、一人になる時間を取ってあなたの役割を見直して整理してみましょう。
一人でそれは厳しいなと思った方、
占い師か心療内科に行く以外の第3の選択肢、カウンセリングにきてみませんか?