基板設計に必用な資料についてのシリーズです
最初に基板設計依頼時の資料にはどんなものがあったか一覧してみましょう。
基板設計に必要な資料
1 回路図
2 ネットリスト
3 部品リスト
4 基板外形図
5 部品レイアウト図
6 部品カタログ
7 配置・配線の注意事項
8 配線仕様等、基板に制約があるデバイスはその仕様書
9 規格に則った設計をしなければいけない場合はその仕様書
photo by Takashi Q. Hanamura Takashi Q. Hanamura Photography
基板外形図・部品レイアウト図のポイント
5)寸法にぬけが無いか。
過去の事例で多いのは
(a)切り欠きや凹凸がある場合、その部分の寸法が抜けている。
(b)部品・パターン禁止領域の寸法で、込みいっている部分
にぬけが生じる
(c)取り付け穴の中心など基板外形でなく、基板の中にあるもの
からの累進寸法で記載している場合、片方あってもう片方ぬけ
ている。
です。
外形寸法の抜けを見つけるには、外形を一周追って見ると発見しやすいですよ。
6)部品位置指定の内容は以下の3種類あります
(a)X座標、Y座標とも指定
(b)XまたはYどちらか一方のみ指定
(c)だいたいこの辺にあればよい
上記の(a)の場合は一目瞭然なので良いのですが、(b)と(c)の場合、一言コメントを付け加えた方が良いです。