エニアグラムという枠組みを学ぶと安心する。でも大切なのはその枠を外すこと

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エニアグラムは人を9つの気質に分けて、自分の持っている防衛パターンや輝きを知る性格分類です。
なので、
自分の性格は欠陥がある とか
人と比べて劣っている
と感じている人が、エニグラムを学ぶことによって、
欠陥ではない
劣ってもいない
自分はタイプXで、タイプXはそう言う傾向があるだけ、という事を知ることができます。

そして自分だけが変と思っていたことが、こういう傾向のある人の中の一人なんだな、自分だけじゃなくて他にも同じような人がいるんだと思えます。
これは安心となるはずです。
実際自分がそうでした。

でも安心したら、「どうせぼくは、タイプXで、〜〜だから」と自分に枠をはめるのではなく、その枠を少しずつでいいからはずしてみましょう。
「タイプXで、〜〜だから」の「〜〜だから」は、ほぼ防衛反応(自分が痛い目・悲しい目等に会うことを避ける為にやっていること)で無意識でやっています。
その無意識でやっていることに気がついて、別の行動(言動)も選択できる様にすると、枠は外れて行きます。

自分の例を話すと、
自分は集団や組織の中になかなか溶け込めないと思っていました。
その頃やったエニアグラムテストの結果は、タイプ9が一番スコアが高く、次がタイプ5でした。
(その後自分の行動をいろいろ見てきたり、探求の場に行ったりして、今は自分は6ウイング5かなと思っています)
なので、「そうそう たしかに自分は遊離している」と思っていたし、自分はそう言う人と信じていました。
 
そしてその頃はあるメンターの人のセミナーでは、ずっと受付や懇親会の幹事等裏方さんをしていて参加者の皆さんからは外れた所にいました。
つまりその人が行うセミナーでも参加者から遊離していたわけです。
でも時が経つにつれて、懇親会の時に1人でいると皆さん話しかけてくれて、いつのまにか3〜4人で話していることが多くなって来ました。
こうなると遊離してなんていないですよね。
「溶け込んでるじゃん!」それに気がついたら、なかなか溶け込めないというのは思い込み(ビリーフ)だなって思える様になりました。
そして、気がついたら違う選択=セミナーや懇親会で話の輪に入ったり、話を話を作ったり普通にできました。

みなさんも、エニアグラムを学んで「ぼくはタイプX」とラベルを貼るだけでなく、そのタイプXの枠を外してみてください。
「外すとどうなるんだろ?」って心配かもしれませんが、案外大丈夫なものですよ!

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この記事を書いた人

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菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。