前回の続きです。
人生でとても辛い出来事が起こった時には、原因探しをします。
カウンセング的には、その感情を感じた原初の体験について探求していきます。
原因の探求は大切です。
それは必要なことです。
でもそれは1回やって腑に落ちたら2回目は必要ないです。
そして、原因の探求と同じくらい重要なのは、心のなかで生じているいろいろな気持ちです。
例えば昨日の、社員さんから「この会社にはもういたくない辞めるし、あんたが嫌いだ」と言われた時、その出来事が起きたカウンセリング的に探求した原因は
幼少の頃のいくつかの体験で、「ちゃんとした子でないと存在してはいけない」と言うビリーフ(思い込み・信じ込み)ができた。
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ちゃんとしてないヤツ、ちゃんとしていない仕事をみると、自動的に反応が出て「イラッ!」とくる。
結局自分でやった方がいいと言う結論になる
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社員さんは、どんなに一生懸命やってもダメ出しされる。
結局社長が最後はやっている状況になる。
自分の技術を信じてもらえない感じになる
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辞める決断
ということになります。
でも、昨日も書いた通り、その出来事が起こった時に生じた感情もあります。
こちらにもちゃんを目を向けて、感じて見ましょう。
前回出ていたのは
怒り
悲しみ
悔しい気持ち
見捨てられたという気持ち
相手に対する嫌悪感
孤独感
自分はダメなやつという気持ち
相手に悪いことをしたという罪悪感
の様な感情でした。
これらを(すぐでなくても、自分が振り返れるタイミングで良いので)感じてみましょう。
・原因を探求する
・その時の感情を感じる
この2つができると、人生の自然の流れをせき止めるものがなくなって、自然な流れを取り戻すことができます。