原因を探求することも必要だけど、その時感じた気持ちを感じ切ることも必要

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前回の続きです。
人生でとても辛い出来事が起こった時には、原因探しをします。
カウンセング的には、その感情を感じた原初の体験について探求していきます。
原因の探求は大切です。
それは必要なことです。

でもそれは1回やって腑に落ちたら2回目は必要ないです。
そして、原因の探求と同じくらい重要なのは、心のなかで生じているいろいろな気持ちです。

例えば昨日の、社員さんから「この会社にはもういたくない辞めるし、あんたが嫌いだ」と言われた時、その出来事が起きたカウンセリング的に探求した原因は

幼少の頃のいくつかの体験で、「ちゃんとした子でないと存在してはいけない」と言うビリーフ(思い込み・信じ込み)ができた。

ちゃんとしてないヤツ、ちゃんとしていない仕事をみると、自動的に反応が出て「イラッ!」とくる。
結局自分でやった方がいいと言う結論になる

社員さんは、どんなに一生懸命やってもダメ出しされる。
結局社長が最後はやっている状況になる。
自分の技術を信じてもらえない感じになる

辞める決断

ということになります。

でも、昨日も書いた通り、その出来事が起こった時に生じた感情もあります。
こちらにもちゃんを目を向けて、感じて見ましょう。

前回出ていたのは
怒り
悲しみ
悔しい気持ち
見捨てられたという気持ち
相手に対する嫌悪感
孤独感
自分はダメなやつという気持ち
相手に悪いことをしたという罪悪感
の様な感情でした。
これらを(すぐでなくても、自分が振り返れるタイミングで良いので)感じてみましょう。

・原因を探求する
・その時の感情を感じる
この2つができると、人生の自然の流れをせき止めるものがなくなって、自然な流れを取り戻すことができます。

仕事や人間関係で感じる苦しさや心の重荷を下ろし、「人生を生き直したい」「今までとは違う人生を生きること」にシフトしたい方のために。

自分が、人間関係や仕事についてどうしていいかわからなくなって、毎晩寝る前に明日が来なければいいと思っていた時に心理学の学びと出会い、それを学び実践することにより「人生を生き直し」できて充実した毎日を送れています。

そんな自分の体験から、
『癒し + そうなった理由の理解 + 体験と学びを今後に生かす方法を一緒に考える』
サービスを提供しています。

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この記事を書いた人

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菊地 健介

感性と心を大切にする経営者、菊地健介です。
約30年プリント基板設計を仕事にしてきて、そのうち17年間は基板設計者と社長という2足のわらじで会社を経営してきました。
この過程で自分と自分の周囲に起こってきたつらくて悲しい経験から、心豊かな幸せを実現するためには感性もちゃんと使うこと、更に感性と理性のバランスを取ることが重要であることに気がつきました。
今は、それらの体験を生かして、カウンセリングやコンサルティングもしています。
また、更に深くカウンセリングを勉強していくその過程でのいろいろな気づきをブログで発信しています。